「丸市倉庫」という会社名から、倉庫での保管業務や、入出庫業務がメインの企業と想像されるかもしれません。もちろん、丸市倉庫の原点は倉庫業です。しかし、現在の丸市倉庫は創業以来積み上げてきた経験やノウハウを土台に、荷主様の商品をエンドユーザー（消費者）に届けるまでの最適な流れを構築する「物流コンサルティング業務」も担っています。独自の在庫管理システムで在庫や入出庫の状況を詳細に把握・分析したり、商品に関する総合的なデータをもとにして、お客様のニーズにフィットしたオーダメイドの物流をご提案します。

丸市倉庫の業務は、全国各地にある倉庫会社、運送会社などのパートナー企業様のご協力のもと成り立っています。現在の拠点は、本社のある山梨県をはじめ、埼玉、神奈川、愛知、大阪、岡山、香川、福岡の８箇所です。関東・関西・九州・四国各エリアの主要都市に拠点を置くことで、配送先から近い場所に在庫を持つことができ、さらに現地の運送業者に配送を依頼することで、短時間、低コストでの物流が可能になります。

丸市倉庫は、物流に関するWEBシステムやアプリの企画・開発・販売を行なっています。
在庫管理システム「クラロジ」は、在庫や入出庫の状況を、クラウド上で常に確認することができるサービスです。インターネット環境さえあれば、いつでも、どこでもデータを確認することができるため、クラロジのデータを荷主様の営業戦略の資料にしていただき、より良い経営に役立てていただくことも可能です。そのほかにも、タイヤの保管サービスを通して、ディーラー、倉庫会社、ドライバーをつなぎ、新たなビジネス創出を手助けする「預かりタイヤ」や「交換タイヤ」というアプリもリリースしています。これまで目に見えなかった物流やそれに関するノウハウをWEBシステムやアプリという形にすることで、お客様や地域がより輝くお手伝いをさせていただきます。

私たちが、お客様のニーズに沿った最適な物流を構築する理由は、コスト削減という経済面だけにあるわけではありません。在庫の数を適正に保つことは、廃棄してしまう商品を減らすことでもあります。また現在、トラックの平均積載率は40%と言われています。トラックの容量を活用しきれていない、「もったいない配送」が常態化しています。トラックの積載率を上げ、配送の回数を減らすことができれば、CO2の削減にもつながります。私たちは、情報やデータを分析して、より効率的な物流をご提案することで、環境に優しい物流を構築し、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。